【体験談】遠方の親の介護 もしかしたら介護が必要かも?【田舎】

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遠方の親の介護。都市部にいて、実家は田舎。田舎ならではの介護の不安を、体験談を含めてまとめました。

  • いずれ介護が必要
  • 今介護が必要

30代〜40代の方もいずれ親の介護が始まります。
自分の親ですが、自分一人抱えられない介護の悩み。

どこに相談したら良いか分からないですよね


私自身、上京してきて関東在住、実家は東北の田舎町。山と畑のみ。ご近所みんな顔見知りという地域の出身です。
過疎化、高齢化の地域ですが、地域資源は少ない。親は一人で独居。
ですが介護は突然始まりました。まだ大丈夫!!なんて遠方なので分からない!
そんな田舎出身の私の体験談も含めてお届けします。

目次

地域包括支援センターの活用法 

 地域包括支援センターとは

まずは介護の入口!
あれ?と思ったら相談先は地域包括支援センター(以下、包括)です。
包括は行政に委託された民間の会社が運営しています。厚生労働省が定めているのでどの地域にもあります。うちの田舎にもあるのかな?という場合はGoogleで 「地域名 包括支援センター 」と 検索してみましょう。

専門スタッフが在籍していて、いろいろな相談に乗ってくれます。
しかも無料!素晴らしい!

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  • ケアマネージャー
  • 看護師、保健師
  • 社会福祉士
  • その他専門スタッフ

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相談内容によっては専門の関係機関へ橋渡しもしてくれます。

田舎だと、役場の中の保健センターの一角に拠点を置いているところもあるようです。基本は人が集まるところ、ショッピングセンターや駅、商店街などにあります。
私の出身地域ではショッピングセンターや商店街はないので役場の中にありました。

初めての利用方法

予約なしで大丈夫です!専門スタッフが常駐しているので基本的に予約なしで利用できます。
もちろん、本人でなくてもOK!
本人が人の世話にはならない!や 自分は医者にも行かない、介護なんてもっての他!なんていう田舎の親は多いかもしれません。
実際うちの父がそうでした。

本人に内緒で!家族と意見が合わないなどの理由で、子が一人で相談にいくのも問題ありません。
うちの父は頑固だったので、相談したなんて知ったら怒るに違いないと思い、包括の方にお伝えし、慣れているのか 「見回りできた」 など理由を言ってもらい配慮していただきました。

遠方介護の課題 交通の不便さ

近くであれば、実家の管轄の包括へ行けるが、遠方のためなかなか行けないという方も多いと思います。
そんな時は電話でOK!です。
電話で丁寧に相談に乗っていただきました。

  情報の取りづらさ

相談のポイントは…

  • 本人の状態や状況
  • 家族構成

とはいえ、一緒に住んでいないので自宅での普段の生活や、家の中の状況は分かりません!
父は車の運転もしていましたし、仕事もしていました。
その辺は分からないなりにもどうにかなります。

  親の健康や生活の変化に気づきにくい

先に伝えた通り、父は車の運転もしていましたし、仕事もしていました。
そうです!健康だと思っていました!
そんな状況で抱括に連絡なんて必要?と思う方もいるかもしれません。実際躊躇しましたし、忙しいのに申し訳ないなぁと思いました。
ですが..いいんです!遠方で高齢者の独居で不安だから見てきてほしいなどの程度でも包括は相談に乗ってくれます。

うちが相談したきっかけは…

  • 電話の声が前よりハリがない
  • 最近転ぶ回数が増えた
  • 働いているのにいつもお金がないと言う(金銭管理ができない)

というところからです。

働いているから大丈夫と思っていましたが、抱括の方が見にいってくれた時には、自宅はかなりひどい状態で、健康状態も悪くもっと早く連絡をしていればよかったとさえ思いました。

遠方なので、私生活は分かりにくく変化にも気がつきにくいので注意が必要です。

介護のサービスの流れまで

訪問後に介護サービスが必要か、介護は必要ないが他のサービスで使えるものがないか情報の提供をしてくれます。

父は包括の方が訪問してくれた後も、人を自宅に入れるのは嫌と言うことで、自宅に入れるまでに数回訪問を繰り返しました。

介護サービスを利用するまでの流れ

  1. 介護サービスの申請をする(申請は家族でも大丈夫)
  2. 認定調査
  3. 介護認定が降りる

仮認定(一次審査)まで1、2週間ほどかかり、正式な認定が降りるまでは1月半かかりました。

仮認定で使えるサービスもありますので、急がなければいけない場合は仮認定がでたら使いたいサービス(施設など)へ連絡するなり、包括の方へ相談しましょう。

遠方の介護であったらいいもの

配食サービス

介護認定が降りる前から一人暮らしだったうちの父は徐々に買い物が大変になっていました。
そんな時は遠方からでもお米や、日用品をAmazonや楽天で購入して送っていました。しかし、ご飯を作るのはさずがに大変で家事も心配で尚且つ高血圧と糖尿病を患っていたうちの父には食事の管理が必要でした。
介護認定がおりるまでの期間はヘルパーさんもお願いできないため、楽天で配食サービスや冷凍お弁当を注文していました。


介護度が進むと転倒しやすくなります。転んで骨折をしてしまうと大変なので介護用の歩行が安定する靴をいつも履いていました。


入退院や、通院用の服が必要になります。今まで使っていたのもがあればそれでもいいのですが、遠方ですぐに欲しいと言われることもありうちはネットで買っていました。
上下の服と、肌着と靴下が必要でした。

おむつ

病院によっては売店の人が届けてくれたり、アメニティーで請求してもらえるようでしたが、自宅介護の場合は買わないといけなかったのでおむつも用意していました。


上記の物をネットショップで買って自宅などに届くようにしていました。

うちの父は結局介護認定が降りる前に病状が悪化し、入院しましたが入院後も必要なものを病院へ送っていました。田舎だったから対応していただけたのか、本当に看護師さんや包括の方にはお世話になりました。

まとめ

親が介護になるなんてまだまだ先の話だと思っている方も多いと思います。
しかし、誰でもいつかは介護が始まります。
しかも、うちみたいに働いているので大丈夫!!と思っていても突然はじまることもあります。
都市部ですと地域資源はたくさんありますし、交通の便もいいので歩いて包括までいけるなんてこともありますが、田舎はそうはいきません。
情報が少ないし、使えるサービスも多くはないでしょう。
遠方でどんな生活状況なのか、電話でたまに話していても現実は全然違うなんてこともあると思います。

様子が少し変化かも?

  • 金銭管理ができていない?
  • 片付けができなくなった?

など些細なことでも良いのでこんなことで?と思わず、包括へ連絡し状況の報告だけでもしておきましょう。
大切な家族です。もっと早く連絡しておけば良かったと、後から後悔しないように!
認知症などは早期発見で進行を遅らせることができます。

この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。

ここまで読んでくださりありがとうございました!

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